というお悩みをお持ちではありませんか?
そこで、なぜライン作業に間に合わなくなるのか?その原因と対策をいくつかご紹介していきます。
この記事を読むと、ライン作業が間に合わないというお悩みを解決できますので、ライン作業の未経験者でも自信を持って期間工にチャレンジできます。
誰よりも早く一人前になって、いい汗をかきながら気持ちよくライン作業ができるようになりましょう。
そして、しっかり稼いでくださいね。
具体的には、
- 期間工でライン作業が間に合わない人の原因と対策3選
- まとめ
をご紹介していきます。
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期間工でライン作業が間に合わない人の原因と対策3選
工程に配属されて間もない頃は作業ができなくて当然です。
これから紹介するライン作業に間に合わない原因と対策を理解して、一人前の作業者になってください。
ライン上での作業実習をふんわり理解したまま作業しちゃってる
ふんわり理解とはいい加減に理解している状態のことです。
「たぶん先生が言ってることはこうだろう」と自分で勝手に解釈して、そのまま作業している人ってかなりいると思います。
そのふんわり理解がライン作業に間に合わない原因なのです。
ふんわり理解が作業スピードだけでなく品質にも悪い影響を与えてるとしたら、それは改善しなければなりませんね。
これから対策をご紹介します。
メモ帳と鉛筆を用意してOJT中はメモ魔になる
On the Job Trainingの略語で、ライン作業の習得をラインが動いている状態で行うことです。
ライン作業は前任者かリーダーが教えてます。
その習熟中に学習したことを、どんどんメモに記録していくのです。
ライン上の作業実習をメモに記録するため、ふんわり記録ではなくしっかり記録になります。
先生が作業の手本を見せてくれる前に一言「メモに書きながら聞いてもいいですか?」と伝えましょう。
何も言わずにメモするのは失礼です。
OJTのメモは綺麗に書く必要はありません。言葉で表現するのが難しかったら簡単な絵を書いて矢印で順番を表せばいいと思います。
今日の仕事が終わって寮に帰ったら、その日書いたメモを綺麗に清書してしてくださいね。
それからメモするのに集中して先生が喋ってるのに相槌を打たないのも変です。
簡単でいいので首をうんうんしたり、「はい」と返答して言葉のキャッチボールを成立させましょう。
恥ずかしがらずにわからないところは理解するまで何回も質問する
OJT中に質問をまったくしない期間工ってたくさんいらっしゃると思います。
配属されて間もないので、なれない環境・なれない作業でどうしても心が萎縮してしまいますね。
上の章で相槌を打ちましょうと書きましたが、しかし理解できていない時もなんとなくウンウンしてその場をやり過ごすのはよくありません。
先生に遠慮せずに「今の作業がよく理解できなかったのでもう一度教えてください」「手の動きはこんな感じでよろしいでしょうか?」などと伝えましょう。
先生から嫌な顔をされてもめげないでください。
理解できるまで何回でも質問しましょうね。
OJTでモノマネ作業をできるようにする
OJTの目的は先生の作業とまったく同じモノマネ作業者になることです。
人によってはモノマネ作業者になるまでにいろんなハードルがあるかもしれません。
「先生は右利きだけど僕は左利きなんですよね」
「体が硬いのでこの体勢での作業は数をこなすと痛くなるかもしれません」
「この作業はどうしてもスムーズにできないのですが」
2人で話し合って改善していきましょう。
手と頭の両方を意識的に使ってOJTに挑む
モノマネ作業者になるためのコツは、手と頭の両方を意識的に使うことです。
そんなことはありません。
人はよく体で覚えたほうが忘れないといいますが、手と頭の2つで記憶したほうが忘れないに決まっています。
なのでOJT中は頭も使うように意識してください。
手と頭の両方使うのはなれるまで大変かもしれませんが1週間もすればきっと適応できます。
手と頭の2刀流で作業に適応すれば、作業スピードに遅れず作業品質も合格の仕事ができるようになりますよ。
工程の環境に適応できていない
工程に配属されたばかりの頃はそもそも環境に適応できていません。
この環境に適応できていない状態のままOJTで作業してもなかなかうまくいかないでしょう。
これから対策をご紹介します。
まずリーダーさんになれる
組に配属されて初めに出会うのがリーダーさんです。
配属後に、この人と詰所(休憩所)で面と向かって以下のようなお話をします。
- 工場の生産計画の現状
- 任される工程の作業の内容
- 安全教育
- 世間話
- トイレ、食堂、自販機、ロッカーの場所案内
リーダーさんになれるためのコツは笑顔です。笑顔を絶やさないでください。
笑顔は頭を使う必要はありませんので絶対誰でもできます。
詰所でのお話はリーダーさんが一方的にしゃべると思います。
笑顔ができたら次にすべきはメモ帳とシャーペンを用意して、大事なところをどんどんメモっていくことです。
そのメモってるところをリーダーさんが見ると、「この人はよく話を聞ける人だな」と好印象を持つでしょう。
配属された組の雰囲気を感じて慣れる
詰所やライン現場の雰囲気を感じとってください。
難しく考えなくていいので、大まかに「へぇ〜、こんな感じなんだな」ぐらいで十分です。
これも頭を使う必要はありませんのでやる気があれば誰でもできますね。
雰囲気を感じとれば視界が広がっていくので緊張が少しずつほぐれてきます。
つまりリラックスした状態になるため仕事に集中できますね。
保護具になれる
リーダーさんから保護具一式をいただきます。
その保護具の装備方法も丁寧に教えてくれます。
保護具をすべて装備すると、初めは違和感に襲われると思います。
「え?この装備でライン作業するの?」
「指先だけでなく体全体も動きにくいよ」
「安全靴が重くてゴワゴワしてるから足がつまずいて転ぶかも」
工場の経験者でも初めは安全靴の痛みは出るものです。
この違和感にはなれるしかありません。
1週間もすれば足が馴染んできますので、初めの苦痛は乗り越えてください。
組の人間になれる
配属先の組の詰所やライン周辺には同じ組の人たちがいらっしゃいます。
このような受け身な姿勢ではダメです。失敗を恐れず自分からアクションを起こしましょう。
話すのが苦手な場合は目があったら笑顔で会釈でもOKです。ここでも笑顔が大切ですよ。
それと自分の担当する工程がわかったら、その前後の工程の人には絶対自分から挨拶しましょう。
話すのが苦手な人向けに以下に挨拶のテンプレートを用意しましたので参考にしてください。
「お疲れ様です。名前は◯◯といいます。よろしくお願いします。」
「初めまして。名前は◯◯といいます。作業を独り立ちするまでは、ご迷惑をかけるかもしれませんがよろしくお願いします。」
「お疲れ様です。作業遅れが原因で、後ろの工程エリアに侵入して、お邪魔になるかもしれませんがよろしくお願いします。」
ここでも笑顔を意識してくださいね。
10分休憩やお昼休憩の詰所(休憩場所)の雰囲気になれる
配属の初日は座学のみです。
1日中詰所で資料を読んだり書きものをしたりします。
すると10分休憩や昼休憩などで組の作業者たちがやってきます。
この時、組に所属する人たちと初めてのご対面です。
「ん?知らない人がいるな」
「新人の期間工の人かな?」
「あそこの工程の作業者がもうすぐ満了でやめるから後釜の人かな?」
いろんな思いが交錯します。
ここで資料の読書に集中してやり過ごすのではなく、自分からアクションを起こした方がいいかもしれません。
もちろん笑顔を意識してくださいね。
例えば、相手のほうを向いて会釈するだけでもOKです。
もっと頑張れる人は、「お疲れ様です」と発言するととても良いですね。
もしかしたら相手から返答をいただけるかもしれません。
アクションを起こした自分を褒めてあげてください。
ベテランの作業者でもたまに間に合わなくなる原因とは?
作業に慣れているベテラン作業者でも、間に合わずに後工程に迷惑をかける場合があります。
それってなんでなのか?原因と対策をご紹介します。
頭の中で他のことを考えている
仕事は単純作業の繰り返しなので、ふと気を抜いた時に別のことを考えてしまいます。人間だもの。
しかしこれって作業遅れが起きるだけでなく品質的にも危険だと思います。
なぜなら頭と体が分離した状態で作業をしてるからです。
頭で他のことを考えていると、作業ミスした時にそのミスに気づくでしょうか?
いいえ、きっと気づかずにその車両は後工程に流れていくでしょう。
そして検査課まで流れて、作業ミスがバレて組のリーダーが呼び出されます。
その日の作業終了後、組のみんなが帰った後にリーダーと作業者は2人だけでミスをしない対策会議をしなければいけません。
体がくたくたに疲れてる時に、リーダーさんと自分の2人だけの話し合いは精神的にやられます。
こうならないための対策として、どんなに作業に慣れても、小さな緊張感を持ち続けてください。
それから集中力を鍛えるべく読書習慣を身につけるべきです。
結局、他のことを考える理由は、目の前の作業に集中できていないからなんですよね。
自分でも気づかないうちに疲れがたまっている
週の後半になると若くても気づかないうちに疲れが溜まっています。
その疲れが原因で手の動きが鈍くなって、作業が間に合わなくなるのです。
そんなことはありません。
僕が考える対策は疲れにくい体作りをすることです。
僕の対策は少し変わっています。でも無料で簡単に誰でもできますのでご興味がある人は試してください。
それは作業中に鼻呼吸に集中することです。
みなさん、普段は呼吸を意識しませんよね?
僕も昔はまったく意識しませんでした。
でも呼吸を意識するとわかることがあります。
それは、人は呼吸をする時に口でスーハースーハーする口呼吸をやっちゃっています。
それを改善して作業中は鼻呼吸をしてほしいのです。
びっくりするかもしれませんが、口呼吸から鼻呼吸に変えるだけで1週間楽に作業を続けられます。
しかも土日に疲れを持ち越しません。
本当かどうかご自分でお確かめください。
プライドが邪魔をして職制を呼ばない
作業のベテランになると自分の仕事にプライドが出てきます。
もしくは、遅れても作業スピードを上げれば挽回できると本気で思っているかもしれません。
この対策としては、初心を忘れないことです。
独り立ち間もない頃は、初心者なので作業遅れで後工程に侵入したら、すぐ呼び出しヒモを引っ張って職制さんを呼んでたと思います。
それをベテランになってもやるのです。
職制さんはすぐにあなたの元へ来てくれますよ。作業が遅れたからといって怒ったり嫌な顔をする職制さんはいませんので安心してください。
まとめ
今回の記事では、期間工がライン作業に間に合わない原因と対策3選をご紹介してきました。
僕が個人的に、この記事で一番伝えたかったことは鼻呼吸の習慣かもしれません。
最初は難しいかもしれませんが、それでもあきらめずに続けてほしいのです。
いつか鼻の2つの穴が貫通して空気の出入りがスムーズになります。
それを信じて今日も鼻呼吸にチャレンジしていただけると幸いです。
本当に役に立つノウハウなので、ぜひ参考にしてくださいね。